「新生活」2 親の心得
前回、新社会人について書いたので、今度は目線をぐっと落として子供たちのことを書いてみようと思う。そうなのだ、大人ばかりではない。子供も新生活をおくるのだから。
自分の子供たちに伝えたいことをまとめるにもいい機会だと思う。何かあって私が死んだらいけないので、こっそりどこかにこのブログのことは書いておこう。
あ、ずれとる。親の心得と書いてみたが、心得が微妙な私が書くのだからますますずれとるがな、になる可能性もあるけれど、それを念頭に書いてみたいと思う。
1 先生は尊敬しろ
2 自分で決断しろ
3 丹田きたえろ
ま、そんな感じかな。自戒をこめて詳細。
1 先生は尊敬しろ
なのですが、あたりまえじゃんと思ってはいけません。世の中には先生に難癖つけて子供と共有したがる消費者マインドの親はいるのです。
ねぇ、どうしちゃったの?と聞きたくなるが我慢してます。
子供の一年って大事じゃない、だから○○先生がいい、××先生にあたったら最悪。
って、さ〜。言いたいことはわかる。子供の教育に先生って大事だから。でも、噂でその先生を決めてもいいことない。はじめから色眼鏡でみているようなもんだ。子供はアホじゃない。低学年でも親のそうような答えをだいたいの子供が口にする。
どうしても文句や意見があるなら直接具体的に解決策を示して、お願いという形に昇華させることだ。明るく、前向きな意見と態度、継続する話し合い。
攻撃しない、交渉するのだ。
それでも解決できないなら、耐え忍べ。いやなら学校を変えてもいいじゃないかと思う。こどものためならそれくらいしてもいい。相性ってあると思うから。
そして、やりとりをいろんな人に話してはならない。心許せる一人とかにしぼった方がいい。周りをみていると意味ない噂はこうして広がるし、自分にとってもいいことないと思う。
予防策はいくらでもあるし、解決策もある。人に頼らず、個人で行動すればいい。
私はグループでしか意見を言えない人は見苦しいと思う。子供は見ている。戦い方、いや交渉をじっと見ている。こどもの前でつまらない人間になりたくない。
2 自分で決断しろ
これは小学生には結構ハードなことのように聞こえる。命に関わることは、絶対に決断はさせないが、それ以外はいいんじゃないかと思う。親が提示して、それを望めば本人が決断したことになると思う。レールから外れることをせめてはいけない。外れるには外れる理由がある。でも、言語化できないのならくみとってやろう。
そして、なぜ続けられないのか、納得できてもできなくても、自分の意見を言おう。
あなたはこう思う。お母さんはこう思う。
すり合わないけど、それが人っていうものだし、あなたが選んだことにはマイナスがここにあると思う。代替え案としてこれはどうでしょう?とか。
根本を聞かないとわからないことも多い。子供の表面的な言葉にカッとなっては意味がない。
例えば、塾をやめたい、つまらない、と子供がいう。
そうか、でも前は行きたがったじゃないか。
あのときは先生が違ったから。
どう違うの?
先生の言ってることがわからない。
そうか、言葉が難しいの?
と、どんどんおとしていく。根本まで掘り下げる。
するとわかってくることがある。塾をやめたいのは、勉強したくないのではなく、先生が変わってなれない、ゆっくりする時間がないのがつらい、学校の授業が簡単すぎて怠ける。まぁ、千差万別だと思う。
一緒にゲームのように解決策を探すことだ。もしかしたら、子供はその時間をのぞんでいるのかもしれない。親が塾に勉強を預けっぱなしにすることの怖さはそこにある。
またまたずれたけど、インタビューして、吐き出させる。自分でできる解決策を誘導する。提案する。継続する。
これで、いいんでないかと思う。すぐにやめさせてりしてはいけない。この心の変化がモチベーションになって新しい視点でまた本人が問題点をとらえるはずだ。それを待とう。
自分に言い聞かせてる感もあるが、促成栽培の弱さはごまんと見ている。ほっとくんじゃない。待つんだ。
3 丹田きたえろ
えぇ、私が一番いつも気になっていること。それはその子の特質。
頭に血が上りやすいうちの子は(私と同じと言える)、どうも体の中心が胸あたり。まったくもって落ち着きがない。何か言われたらカッとなる。
昨晩、その話をした。
怒りや興奮を飲み込むのではなく、一度はらにおろすのだ。
たった数秒。深呼吸のような感覚で。
私はそれで、言わなくてもいいことは言わなくなった。あとから、失敗したという言動は腹におちてない言葉だったりする。
いま検索したらうまくまとめている人がいらっしゃいました。
http://www.lady-tokyo.com/column/bushi_back/bushi090325.html
怒りを押さえ込むのではない、受け止めて流す。
できないときはその場をにこやかに離れる。
そう、それがいい。
まとめると。
まぁ、私だったまだまだ発展途上。子供に100%正しいことはいえません。そう思って相手を尊重すればいいと思う。それは子供だって同じなんだと思う。